リピートデータの作り方(送り付け)【正送り】

生地のデザインは小さな柄の繰り返しでできており、この柄の繰り返しを『リピート』『おくり』と言います。
リピートのあるシームレスなデザインを 総柄(そうがら)と呼びます。



この1リピートは、上下左右に柄を並べたときに切れ目がでないようにデザインしないといけません。
※昇華転写では版が不要なため、この1リピートには決まったサイズがありません。
 1cm角から3mまで、任意のサイズでのデザインが可能です。


では、総柄のデザインはどうやって作ればよいのでしょうか?

リピートには3つの種類があります。
正送り
縦ハーフステップ
横ハーフステップ


正送りは、上下左右に碁盤状に柄を並べていきます。
横ハーフステップ縦ハーフステップは、それぞれ横・縦に半分ずつズレた状態で、柄がつながっていきます。


今日は正送りのリピートデータの作り方をご紹介します。

まずはモチーフをいくつか用意します。
モチーフの数ば多いほど高級感がでますね。でも統一感がなくならないように注意!
1リピートの中に同じモチーフを何回か使っても構いません。
今回のモチーフはこちら!!ネコさんたちに登場してもらいました。

それでは始めましょう!

まずはリピートのサイズを決めます。今回はわかりやすく10cmの正方形にします。
※サイズ、正方形か長方形かに決まりはありません。
※リピートサイズは大きい方が高級感がでます♪


①正方形の左上の角に白ネコの『モチーフ1』を配置します。
②モチーフを10cm(最初に決めたリピートサイズ)分、右(横)にコピーします。
③同じく10cm分、下(縦)の位置にコピーします。



④黒ネコの『モチーフ2』を正方形の上辺の任意の位置に配置します。
⑤モチーフを10cm分、下(縦)にコピーします。
 ※上辺にかかるモチーフはすべて10cm下にコピー!



⑥茶トラネコの『モチーフ3』を正方形の左辺の任意の位置に配置します。
⑦モチーフを10cm分、右(横)にコピーします。


⑧その他のモチーフもバランスを見ながら、配置していきます。


⑨リピートサイズでモチーフを切り取ったら、出来上がりです!
並べてみるとこんな感じです。
モチーフが途切れたりずれたりせず、きちんとつながっています。


並べてみたときに、モチーフとモチーフの間がさみしかったので、おさかなと足あとのモチーフを追加しました。とても可愛くなりました!笑
追加の場合も①~⑧の要領で並べていきます。


出来上がったデザインを、実際に生地にプリントしていました!

慣れてくれば、もっと複雑なデザインもつくれるようになります!
いろいろな生地や壁紙などを見ながら『1リピートはどこからどこまで?』と、探すのも楽しいですよ。


クルーオリジナルデザインも同じ要領で作成しています。
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